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幸福のお返しと後始末(産経新聞)

産経新聞より、作家 曽野 綾子

 

~前文省略~

日本は多分、世界一の水準を保った

日常性に恵まれるようになったのだ。

町に乞食もいないし、お金がないから

医療機関にかかれないという人もいない。

子供に初等教育を受けさせられない人いない。

日本全土に住む日本国民がほぼ等しく同じような

恩恵を受けられるように整備することだって

容易なことではない。

それを社会はここまでやってのけた。

私たちの正直で勤勉な先輩と、賢い同世代人のおかげである。

 

日本は国家としての経営に成功したのだ。

アジアをみても、いまだに部族や宗教上の対立に

苦しんでいる国が多い。

私は人にも国家にも、運があると考える性格だ。

もちろん舵をとるのは、その時の政治であり、

民族性だが、その陰に運の良しあしがないとは言えない。

 

そうした人間的な要素を考えて、もし日本が

幸運なら、受けた恩恵をさまざまな形で「お返し」

する意図があるべきだろう。

世の中でも、もらうことばかり考えていて、

お返しをすることを思わない人には、

運が向いてこないかと思える時がある。

~後半省略~

 

 

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